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当メディアでは、虫嫌いの人のために極力シロアリの画像を使わずに解説していますが、この生態を解説するためのページだけ小さな画像を使用していますので、読み進める際にはご了承ください。
羽アリとは、シロアリやアリなどの昆虫が繁殖期に見せる特別な形態の個体です。
これらの昆虫は通常、翅(羽)を持たない働き蟻や兵蟻、働きシロアリなどで構成されていますが、繁殖期になると、群れの中から翅を持つ雄と雌の生殖個体が生まれます。
これらが羽アリです。
羽アリの主な役割は、新たなコロニーを作るために繁殖することです。
彼らは飛び立ち、新しい場所で配偶者を見つけ、地面に着地して翅を落とした後、新しい巣を作ります。
これが新しいコロニーの始まりとなります。
シロアリの場合、羽アリはコロニーの成長と拡大の重要な段階を示し、家屋などに被害を与える可能性があるため、しばしば害虫駆除の対象となります。
アリの場合も同様で、羽アリの出現は新しい巣の形成を示唆していることが多いです。
羽アリを見かけた場合は、特にシロアリの羽アリの場合、建物に対する被害の兆候である可能性があるため、専門家による診断が推奨されます。
(※注)コロニーと巣の違い:コロニーは、シロアリやアリなどの社会性昆虫の集団を指し、巣はシロアリやアリが住む物理的な構造または場所です。
羽アリは通常、春から初夏にかけて最も多く見られます。
これは、多くのアリやシロアリの種で繁殖期がこの時期にあたるためです。
特に、気温が温かくなり、湿度が高い日に羽アリが大量に飛び出すことがよくあります。
多くのアリの種では、春の終わりから初夏にかけて羽アリが出現します。
これは新しいコロニーを作るための飛翔期であり、羽アリは新しい場所で巣を作ります。
シロアリの場合、羽アリは主に春から初夏にかけて現れることが多いですが、種類によっては年に複数回、羽アリが発生することもあります。
シロアリの羽アリは、特に湿度が高く温かい日に大量に出現する傾向があります。
このように、同じ時期に出現するので、見分けがつかないということがあります。
春〜初夏にかけて、羽が家の中に落ちている、庭に羽アリの死骸があるようなときは、シロアリが発生している可能性が高いので、すぐにシロアリの無料点検に来てもらいましょう。
日本でよく見られるイエシロアリ、ヤマトシロアリ、まれに見られるアメリカカンザイシロアリが羽アリのときはどのような見た目をしているのかをまとめています。

成虫は約7.4〜9.4mmの大きさで、他のシロアリ種に比べてやや大きめです。
一般的には淡褐色から濃褐色の体色を持っています。
羽アリは4枚の翅を持ち、それぞれがほぼ同じ長さです。
翅は透明または淡褐色で、飛行能力を持っています。
頭部は比較的大きく、大顎(かみ合わせ部分)が発達しています。
体型は細長く、触角は数節に分かれています。
イエシロアリの羽アリは、特に夏の高温時に活動的になり、巨大な球形の巣を作る傾向があります。
そのため、夏の夕方から夜にかけて羽アリを見かけることがあります。
これらの羽アリは、新しいコロニーを作るために飛び立ち、配偶者を見つける役割を果たします。
ヤマトシロアリの羽アリは、成虫が約3.5〜6.0mm、羽アリは4.5〜7.5mmの大きさです。
一般的には褐色から濃褐色の体色を持っています。
羽アリの場合、4枚の翅を持ち、翅は透明または淡褐色で、飛行能力を持っています。
翅は一般に体の長さとほぼ同じか、やや長いです。
頭部は小さく、大顎は比較的発達しています。
体型は細長く、触角は数節に分かれています。
ヤマトシロアリの羽アリは、特に春から初夏にかけて見られることが多く、新しい巣を作るために飛び立ちます。
これらの羽アリは、建物の湿気の高い場所や床下などで発生することがあり、新しいコロニーの形成の兆候となります。
成虫は約6mmから7mmの大きさで、他のシロアリ種に比べてやや大きい傾向があります。
一般的には黒っぽい茶色または濃い茶色をしています。
羽アリは4枚の長い翅を持ち、翅は透明で飛行能力を持っています。
翅の長さは体長とほぼ同じか、それよりも長いことが特徴です。
頭部は比較的小さく、大顎はよく発達しています。
体型は細長く、触角は数節に分かれています。
アメリカカンザイシロアリの羽アリは、特に乾燥した木材中に生息し、巣の再生能力が高いことで知られています。
羽アリは、新しい巣を作るために飛び立ち、生息場所を拡大する役割を果たします。
そのため、家屋の中に分散して巣を作る傾向があり、生息域の特定が困難です。
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